母島
母島の崖の銃眼・砲眼特集


左:沖港最奥部、右:沖港南岸


左:母島砲台・静沢高地防空高角砲台辺り、右:鮫崎海面砲台
南崎周辺



左:小富士山頂の円形窪地、右:円形窪地その2


左:円形窪地内の残骸、右:南崎付近


左:小富士の下にある南崎海面砲台の壕内、右:同左を手前から


左:壕の入口、右:小富士の西下の崖にある銃眼
母島の最南端、南崎の小富士周辺に幾つかの遺構がある。
小富士の頂上のは直径1.5mくらいの円形窪地が3ヶ所、またその直下には地下壕らしきものがある。円形窪地の中には、銃架か何かの鉄製の残骸が残っている。
小富士へ登る鉄梯子の東下には、判りにくいものの海面砲台の壕へ続く小道がある。行った時は壕内が水浸しで入れなかったが、入口の奥に、砲眼からの光がさしていた。
南崎の浜の両側にせまる崖にも、無数の銃眼が穿ってある。
六指地蔵防空高角砲台



左:10年式12cm高角砲、右:同左、駐退機のシリンダが落ちている


左:同上を正面から、脚の部分が破壊されている、右:同上を引いて


左:12cm高角砲その2、真横から、右:同左を斜め前から


左:同上を反対側から、右:砲尾のアップ


左:12cm高角砲その3、右:同左を斜め前から


左:同上を正面から、右:平坦地(円形窪地っぽかった)


左:探照灯の格納壕入口、右:同左を中から、土が溜まっている


左:探照灯(96式150cm?)、右:筒部は錆びて朽ちている


左:奥には発電車、右:反射鏡と発電車


左:探照灯の下部、右:発電車
母島の北にある、東港を望む高台に高角砲の陣地があり、3基の10年式12cm高角砲と96式と思われる探照灯とが残っている。
車道沿いに看板が建てられ、砲座まで遊歩道がつけられているので判りやすい。ただ3ヶ所の砲座以外はぞんざいで、他の付属施設もわかりやすく整備してもらえるとありがたい。
六指地蔵の南側に、探照灯格納壕への道が出ている。入口は土砂が溜まっているが、外までレールが敷かれて引き出して使用するようになっていたそうである。
壕内には車輪付きの探照灯と発電機を載せた貨車とが残っているが、どれも腐食が酷い。砲と違って探照灯は現物が殆ど残っていないので、早い内に保存とかしてもらえていたら、どれだけありがたかっただろうか。
南京浜付近の陣地跡



左:御幸之浜の展望台から南京浜を望む、右:南京浜と御幸之浜間の遊歩道沿いにある塹壕


左:遊歩道沿いの塹壕と壕、右:塹壕


左:塹壕、右:御幸之浜の展望台、展望台の直下の崖にも銃眼がある
南京浜から御幸之浜にかけて遊歩道があるが、この遊歩道沿いに塹壕が続いている。所々には壕への入口もあるが、崩れかけて中には入れそうに無い。
南京浜と御幸之浜の崖には銃眼があけられているが、入口らしきものは見当たらなかった。
沖港防備衛所



左:施設の基部、右:兵舎の基礎と階段


左:水もしくは燃料タンクの残骸、右:兵舎の基礎


左:水槽、右:兵舎の基礎
静沢の村道のカーブの南側に、沖港防備衛所の跡がある。敷地内に遊歩道が通してあるが、藪に埋もれつつある。南国の為か、兵舎の基礎が高くなっているのが面白い。
沖港の岸壁に近い観光案内所に、静沢一帯の遺構案内地図が置かれているので、それを参考にすると良い。ただし多少いい加減な地図なのでそれを考慮しておかないと迷うことになる。
鮫崎海面砲台



左:斜面を降りたところから砲眼を望む、右:砲眼と安式15cm砲


左:15cm砲を後部から、右:地下壕の連絡路


左:物置か、右:右側奥が本来の出入口だが埋もれて行き止まり


左:北側の砲眼と15cm砲、右:北側の砲眼と思われる開口部


左:通路、右:通路


左:ブレーカーか何か?、右:壁面の物置


左:砲室の後部連絡路側、右:砲眼の上部は崩れつつある
沖港防備衛所の南西端から鮫崎海面砲台へと道が続いているが、現在は通行止めになっている。確かに道は危ないし、地下陣地は崩落の危険性も高いので、行く際は自己責任で。
南北に2門の安式15cm砲が配備されている。本来は防備衛所内に出入口があったと思われるのだが崩落して無くなっており、現在は南側の砲眼から入るようになっている。
内部は迷うほど複雑ではないものの、幾つかの部屋らしきものもある。また北側には側面防御の為の砲眼らしき穴が開いているが、水浸しで近づけなかった為に何があったかは確認していない。
静沢高地防空高角砲台



左:何かの架台、右:何かの機器の残骸


左:沖村墓地へ向かう道脇の12cm高角砲の残骸、右:墓地近くの円形窪地


左:沖港を望む、右:頂上付近にある円形窪地とコンクリート壁


左:方形と円形の組み合わさった窪地、右:窪地が藪の中に


左:南東端の10年式12cm高角砲、右:同左


左:同上、右:同上


左:脚部が爆破されている、右:同左


左:砲尾、右:架台基部、旋回用のモーターか


左:脚部、右:同左


左:脚部正面、右:正面の下部
静沢の北側の一帯に高角砲陣地がある。遊歩道が整備されているのだが藪に埋もれつつあり、一度迷って沖村墓地へ出てしまったので注意が必要である。
3基の高角砲が残っているらしいが、時間が無くて2基しか確認できなかった。また遊歩道脇には幾つかの窪地が点在しているのだが、藪に埋もれていて形や大きさの確認は出来なかった。
また遊歩道脇には何かの機器の残骸が幾つか転がっている。腐食が酷く確認は出来ないが、高角砲関係の機器だったと思われる。
沖港の岸壁に近い観光案内所に、静沢一帯の遺構案内地図が置かれているので、それを参考にすると良い。ただし多少いい加減な地図なのでそれを考慮しておかないと迷うことになる。
静沢防空機銃砲台



左:25mm連装機銃、右:同左


左:同上、右:機銃本体は抜かれていて無い


左:正面、右:斜め後から


左:25mm連装機銃その2、右:同左


左:円形窪地と射撃指揮装置らしき残骸、右:母島砲台の砲座内に転がる架台の残骸
母島砲台の敷地内にダブって、機銃陣地が作られている。確認できたのは連装機銃3基と、射撃指揮装置らしい残骸と何かの架台の残骸である。
母島砲台の弾薬庫内部には、機銃の弾薬箱が転がっている。
沖港の岸壁に近い観光案内所に、静沢一帯の遺構案内地図が置かれているので、それを参考にすると良い。ただし多少いい加減な地図なのでそれを考慮しておかないと迷うことになる。
母島砲台



左:弾薬庫、右:弾薬庫入口


左:弾薬庫内部、機銃の弾薬箱とオマルが、右:機銃の弾薬箱


左:弾薬庫内部、右:同左


左:砲座の平坦地、右:砲座脇の弾薬庫


左:同上、右:砲座脇の弾薬庫その2


左:同上、右:砲座の平坦地その2
安式15cmカノン砲が4門設置されていた。後に2門が鮫崎、もう2門が南崎へ移される。
15cmカノン砲が移された後は、25mm連装機銃が配備されて機銃砲台になった。
沖港の岸壁に近い観光案内所に、静沢一帯の遺構案内地図が置かれているので、それを参考にすると良い。ただし多少いい加減な地図なのでそれを考慮しておかないと迷うことになる。
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