紅葉狩り2005
折角無職になったのだから、今年は紅葉狩りを堪能することにした。
広島の紅葉の名所というと、
・三段峡
・三滝寺
・仏通寺
・帝釈峡
・宮島
辺りが有名なのだが、帝釈峡と宮島は豪雨で被害を受けてしまっていたので、取敢えずは三段峡へ行く事にした。
○11月1日:三段峡


左:三段の滝、右:小さな滝


紅葉の名所だと聞いて来たのに、あちらこちらにちらほら生えているだけ。広葉樹が多く、また渓谷や滝など景色も良いが、紅葉が特別多いわけでもない。期待したものが大きかったので、物足りなかった。
さすがにこれだけでは満足できないので、比較的家から近い三滝寺に一人で行く。
○11月14日:三滝寺


確かに紅葉の木は何本か生えている。生えているけど、普通に生えているだけで紅葉を美しく見せようという努力がほとんど無い。
三滝寺は大きな寺でもなく金も無いのは判るが、ちょっと手を入れるだけで紅葉の色が映えるようになるので、勿体無かった。入場料を取ってもいいから、手を入れてもらえないだろうか。
「広島では駄目だ、京都へ行こう」
ということで、母親と2人で夜行バスを往復に使って格安旅行をしてくる。
○11月22日:京都
午前5時半に京都に到着。かなり寒い。
始発のバスで大原へ。
午前7時半には大原に到着。といって8時半にならないと三千院が開かないので、寂光院辺りを散歩する。
寂光院

駐車場の南側
寂光院周辺に何本か生えているが、色の悪いものが多い。ちょっと嫌な予感がする。
三千院

開場早々に入る。あちこちに紅葉の木はあるものの、色づきが余りよくなかったり、また色が悪かったりする。
宝泉院


一本の紅葉の木でも、手の入れようで良く映える。残念なのは色づきがもう一つだったこと。
こちらも午前9時の開場早々に入り、人がほとんど居ない状態で写真を撮る。一緒に入った人達は皆これを狙っていた人ばかりで、妙にマナーが良くお互いに譲り合いながら写真を撮っていた。どこもこういう状態だと良いのに。
御幣餅で朝食を摂って、市街地へと戻る。
鷺森神社

去年、Mさんと一緒に行った時に奇麗だったのでわざわざ行ってみたのだが、今年は色づきが悪くて良くなかった。
円通寺



去年Mさんと一緒に行った時には時期が遅くて葉が殆ど落ちた後だったが、今年はばっちり。人もそれ程多くなくてゆっくり出来た。
詩仙堂へ行こうとしたが、余りに人が多いのと事前情報として今年の詩仙堂は駄目だという事で、パス。
金福寺



庭はどうでも良かったが、門の周辺の紅葉が良かった。門の脇には三毛猫が寝ていた。
近くの菓子屋で雑煮と赤飯で昼飯を食べる。
円通寺で話した山口からきたおやじの話を元に、光悦寺へと行く。
光悦寺


裏手に幾つかの離れがあり、その庭それぞれに紅葉が植えられているのだが、その離れには入れない。手入れが大変だろうが居れてもらえたらさぞかし景色が良いかと思われるのに残念である。
常照寺


これまでに回った寺と比べるとたいした事は無かったが、それでもレベルが高い。いや、京都恐るべし。
高桐院


大徳寺の境内にある、紅葉では有名な場所であるが、有名なだけあって人が多い。その為に有名な場所の写真が上手く撮れなかった。人さえ少なければそれなりに良い場所だったが、人だらけで落ち着かなかった。
西村家庭園


隠れた名所ということで西村家庭園へ。人が殆どおらず、落ち着く。裏手の庭の紅葉の木は、今回の旅行の中で一番の景色だった、けど写真には上手く撮れなかった。
上賀茂神社

いい加減に疲れてきたので、入り口付近で引き返す。中では結婚式を挙げていた。
市内に戻って夕食を摂った後、ライトアップしている寺を回る。
青蓮院



何かしら嫌な予感がしたのだが、つい入ってしまう。
1000円もボッたくった割には、色の悪い紅葉しか無かった。仕事の終わった勤め人が多く来ていて人が多かった。
知恩院もライトアップを始めていたが、疲れていたので本命の高台院へと向かう。
高台院


人が多すぎて、コミケの壁際のような行列が出来ていた。中に入っても行列で立ち止まれず、写真もまともに撮れない。弾みで池に人が落ちるんじゃないかというくらいに混んでいる。本気で将棋倒しを心配する。
喫茶店と銭湯で時間を潰して、夜行バスで広島に帰る。
総評:
・平日でも紅葉の時期は人が多い
・平日でも夜は人が多い
・今年の紅葉は色が悪い
翌日、翌々日と疲れて何も出来なかったので、今度行く際には一泊してゆっくり行きたいところである。
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