備中備後遠征 ~熊より怖いインバウンド~ その3

令和7年 2月22日~24日



楢崎城の神社に置かれていた、何かしらの祭儀の道具









2025年2月24日(月、祝日)

 雪が心配されたが、結果的には何とかなった。午前7時半に出発。





3日目の行程(国土地理院の地図を基に作成)




一条山城


左:北西の堀切、右:西斜面の畝状縦堀


左:主郭の北西下の郭、右:主郭の西下の郭


左:主郭、右:主郭の南東端の土塁


左:主郭南東下の堀切、右:同左続きの二重堀切


左:東斜面の横井戸、右:北東斜面の畝状縦堀


左:帯郭北下の石垣、右:同左


右:広島県CS立体図(広島県0.5m)(ソースはリンク切れ)より

 比較的良く整備されているのだけど、畝状竪堀を分断する形で道が作られている。 主郭南東下の堀切は、獣柵があるため手前からしか見れなかった。






掛迫城


左:主郭を北から、右:主郭の南西下の郭


左:主郭北下の土塁、右:同左を北から


右:広島県CS立体図(広島県0.5m)(ソースはリンク切れ)より

 ハイキングコースの途中にあり良く整備されているが、防御設備らしいものがが主郭北下の土塁くらいしかない。





亀寿山城


左:石鎚神社、右:東側の尾根の郭


左:主郭東下の堀切と土橋?、右:主郭


左:主郭の西側、右:主郭の西下の郭


左:西の尾根の堀切、右:同左続き


左:東麓へ下る尾根の平坦地、右:東側の登り口




右:広島県CS立体図(広島県0.5m)(ソースはリンク切れ)より

 昔は縦横無尽に縦走路が整備されていたのだが、現在はほとんど機能していない。登り口がわからなくて南東麓の新市神社側から登ったが、道が倒木等で埋もれて鉈鎌が無いと進むのが難しい状態。山頂に着いてみると、南西麓の西法寺側へと降りる立派な遊歩道が出ていたので、そちらから登るのが正解。我々は車の都合があったので下りたが、安養寺の裏手からでも登れそうである。

 広い範囲に縄張が広がっているものの、明確な防御施設は主郭西側の尾根にある堀切くらいしかない。



 ラーメン一龍で昼食。工場の敷地内にあり、工場経営者が趣味で出した店、という感じがした。「あっさり系尾道ラーメン」という良くわからない尾道ラーメンを食べる。初日のラーメン屋程のインパクトは無い。





渕上城


左:主郭南縁の土塁、右:主郭の平坦部と南縁の土塁


左:主郭平坦部の東側、右:西端にある畝状縦堀


左:畝状縦堀、右:畝状縦堀


右:広島県CS立体図(広島県0.5m)(ソースはリンク切れ)より

 簡単な城だけど、一応畝状竪堀あり。ただ光の加減で何が何だかわかない写真しか撮れなかった。





楢崎城


左:西斜面の畝状縦堀、右:同左


左:石垣、右:主郭南下の郭


左:主郭、右:同左


左:主郭から南下の郭を、右:西麓の久佐集落を望む


左:南下の帯郭、右:更に南下の帯郭


左:帯郭の畝状縦堀、右:登り口(車道をそのまま進むと安全寺)




右:広島県CS立体図(広島県0.5m)(ソースはリンク切れ)より

 西麓にある安全寺の御住職が戻って来たところに出くわせたので、寺の駐車場を使わせていただいた。無理なら県道の広くなっている辺りに駐車して登った方が良い。

 年に数回、山頂の神社で神事があるせいか、道がそれなりに整備されている。ここも畝状竪堀を突っ切る形で道が作られていた。ここ数年で1番雰囲気の良い城だった。





桜山城


左:主郭の南側、右:主郭中央部


左:主郭の中央部、右:主郭の北側


右:広島県CS立体図(広島県0.5m)(ソースはリンク切れ)より

 南麓にある中興寺の駐車場に車を停めさせてもらった。

 桜が植えられており、主郭周辺だけ良く整備されていた。ただ縄張は単純。







 16時過ぎに新市駅で解散。一人山陽自動車道を西へ。三連休最終日だったけど、そこまでは混んでいなかった。





総括:

 倉敷だけでなく、その周辺地域ですらホテルが取れないというのは驚きだった。これからも同じようなことが続くのかと思うと、げんなりする。キャンピングカーで行くとか、テント泊にでもした方が良いのだろうか。

 この三連休は、北部では雪だったのだけど、瀬戸内沿岸は降りはしたものの、何とかなった。当初の予定通り津山に行っていたら、大変なことになっていただろう。

 




ここから以下のページへ行けます。

 初日へ



 戻る